女子プロゴルファーを目指している方にも読んでほしいブログ

日本人ゴルファーのスイングに関する個人的意見を綴らせていただきます。

第11回 ゴルフクラブの選び方 ドライバー編

ゴルフクラブの選び方 ドライバー編

優先順位

 当たり前かもしれませんが、

「クラブ」よりも「スイング」を優先させなければなりません。「飛ぶと評判のクラブ」があるからと言って、自分をクラブに合わせてはいけません。あくまでも、自分に合うクラブを探し出さなければなりません。

もし、偶然にも

「やたらと振りやすい」

「なぜか芯にばかり当たる」

「まっすぐしか飛ばない」

ドライバーがすぐに見つかったのであれば、とてもラッキーです。

 しっくりくるドライバーがなかなか見つからなかった場合には、同時に何本か購入して打ち込まなくてはなりません。ただし、幸いにも、今はカチャカチャが付いていて、自分でシャフトを交換することが出来ますから、かなりの組み合わせを試す事ができます。

 その際には、各メーカーのなるべく

ニュートラルな性格のドライバーヘッドを選び、シャフトをとっかえ、ひっかえしながら調整してみるのが、好みのドライバーを早く見つける方法だと思います。

数値

「重心距離」「重心深度」「重心角」等の数値がありますが、参考程度にしかなりません。「重心距離が短くて、重心角が大きいヘッド」であってもそれほど捕まらないヘッドもあれば、「重心距離が長くて重心角が小さいヘッド」であっても、かなり捕まるヘッドもあります。

 私もゴルフクラシックから出ている「重心ハンドブック」持っていますが、参考程度にとどめています。

他の人の評価(口コミ)

 前回も書きましたが、他の人のクラブやシャフトの評価(口コミ)は全くあてになりません。それは「自分に合うか、合わないか」の問題だからです。

厄介なシャフト選び

1.シャフト選びの厄介な所は、

取り付けたヘッドで性格が変わってしまう事です。

2.同じ銘柄であっても

重量で性格が違います。50g台と60g台では銘柄が同じでも弾き感やしなり方が違います。大抵、重いほうが弾きが強く作られています。

3.さらに同じ銘柄であっても

硬さで振り感が全く違うシャフトもあります。

ですから、

シャフトはヘッドを装着して、打ってみるまで全く分かりません。

私のお勧めのドライバーの調整方法

感触は良いのに、もう一つ何かが合わない時にお勧めの方法があります。

1.ヘッド重量を変えてみる。:ヘッドの重量を変えると急に振りやすくなるバランスが見つかったりします。軽くするには、ウエイトを外せるヘッドに限られてしまいますが、かなりお勧めで、やってみる価値はあると思います。(ちなみに私は軽めにしたら良いバランスが見つかりました。)

2.シャフトの長さを短くしてみる。:ヘッドの重量と同じようにシャフトの長さでも振りやすさと飛び様はかなり変わります。ちなみに私は44インチが振りやすく真っすぐ飛びます。アイアンとの相性も良いようです。いきなりカットするのは勇気がいるでしょうから、しばらくは短く持ってみることをお勧めします。)

クラブは道具です。使いこんで、使いこんで、自分自身に馴染んで、初めて安心して使えるようになるものです。(最新のクラブがキャディーバッグに収まっていると気分が良いというのも理解はできますが。)

 例えば、プロでも契約に入っていないフェアウェイウッドとパターは5年も10年も変えない人がいます。契約がなければドライバーもアイアンも本当は変えたくないのではないでしょうか?

 

次回は「アイアンの選び方」について書いてみたいと思います。