女子プロゴルファーを目指している方にも読んでほしいブログ

日本人ゴルファーのスイングに関する個人的意見を綴らせていただきます。

第32回 今平周吾プロがドライバーを抜き3番ウッドを使い優勝しました。

 先週の話題で恐縮ですが、今平周吾プロが三井住友VISA太平洋マスターズで優勝しました。今平プロはこの試合でキャディバッグからドライバーを抜き、代わりに3番ウッドを入れたそうです。

 飛距離はドライバーよりも落ちるものの、275~280ヤードを安定して打てるそうです。今平プロ曰く「心に余裕を持ちながらプレーできたそうです。」

 私も以前試したことがあります。その頃、ドライバーがいまいちしっくりこなかった為、その日はドライバーをもっていかず、ショートホールを除いた全てのティーショットを5番ウッドで打ちました。3番ではなく5番だった理由は私の場合ですと飛距離はあまり変わらないのに、安定感が全然違ったからです。

 同伴プレーヤーに10~20ヤード飛距離で置いて行かれるものの、記憶ではフェアウェイキープ率は100パーセントだったと思います。とにかく気楽に打っても常にナイスショットだった記憶があります。しかし、結局5番ウッドでプレーしたのはその日だけでした。やはり、ドライバーを打ちたいというのと、恥ずかしいという気持ちがあったせいだと思います。しかし、今平プロの話を聞くとまた試してみてもいいかなと言う気にさせられました。

 実はもうひとつ、同じような話がありまして。もう30年も前の話ですが、私が初めて100を切った時もドライバーを使わず、5番ウッドを使っていた事を思い出しました。その5番ウッドはパーシモンヘッドにスチールシャフトでした。時期的にはJsメタルや初代ビッグバーサが発売されたばかりのころですが、その頃のドライバーは私にはスライスしか打てない代物でした。

 プロの世界の話ですと、倉本昌弘プロもドライバーを使わず3番ウッドだけで優勝したことがありました。初代のニューイングのドライバーが発売されたばかりの頃の話です。

 そして、タイガー・ウッズがマスターズで初優勝した時も、2000年前後の全盛期の時も3番ウッドを多用していた事も思い出しました。

 シャフトの長さ、ロフト、重心距離を考えると、ドライバーはとても特殊で難しいクラブなのかもしれません。

 以前、ドライバーとアイアンの相性の事を書かせていただきましたが、アイアンと3番ウッドや5番ウッドであれば、持ち替えても違和感なく振れるのかもしれません。

 2打目での残り距離や使う番手、自分だけフェアウェイウッドを使うという恥ずかしさ、等いろいろ考えることはあるとは思いますが、ドライバーが苦手な人は考えてみる価値はあると思います。