第13回 ドライバーとアイアンの相性
ドライバーとアイアンの相性
ドライバーとアイアンが見つかったら、最終的には、ドライバーとアイアンの相性が合っているのか確かめなければなりません。
ドライバーのシャフトとアイアンのシャフトの重量差
PGAツアーのプロたちはドライバーのシャフト重量が
70g~80g程度の物を使っています。(一番重いのは松山選手の85gでしょうか?)そして、アイアンは「ダイナミックゴールド」「ライフル」「KBS」等を使っていて、重量は120~130gです。
両者の差は40g~60gです。かなりの重量差ですが、だからこそ彼らは、300ヤード以上飛ばせるのだとも思います。野球に例えれば、マスコットバットを振ってから、通常のバットを振るようなものですから。
ちなみに、タイガー・ウッズの全盛期はドライバー、アイアンともにダイナミックゴールドのⅩ100で重量差はありませんでした。
女子プロのドライバーのシャフト重量
女子プロのドライバーのシャフト重量は、ほぼ50g台後半でした。それ以外を探すのが大変なくらい、皆さん同じ重量帯を使っていました。(平均飛距離259.4ヤードでドライビングディスタンス1位の神谷そらプロまで58gのシャフトでした。ネリー・コルダで62.5gでした。)
アイアンのシャフト重量はカーボンの場合で約70~80g、スチールでも女子プロの場合はNS850GHが多いので
約90g程度です。
以下は、女子プロのドライバーのシャフトとアイアンのシャフトの重量差です。
申ジエ 約8g差
リディア・コ 約17g差
西村優菜 約19g差
ネリー・コルダ 約22g差
原英莉花 約25g差
渋野日向子 約28g差でした。
女子プロの場合はアイアンにカーボンシャフトを使っている場合も多いので結果はバラバラでした。
神谷プロのアイアンはモーダスの105で重量106.5gですから、約48gの差がありました。やはり差は大きい方が飛ぶのでしょうか?
ただし、差が大きい方が良いのか、差が小さい方良いのか、答えはありません。(ゴルフに何を求めるのかにもよりますので。)
答えは自分で見つけるしかありません。
ドライバーを1発打ったら、次はアイアンを2~3発打ってみる。これを何度も繰り返して確かめるしか方法はありません。しかも、1日だけではダメです。「クラブに慣れてくる」という事も考えられますので、すぐにダメ出しをする必要もありません。
こうしてじっくりと自分だけのドライバーとアイアンを探し出すしかありません。ここまでやるのは、なかなか大変な作業ですが、
ゴルフが劇的に変わりますので、頑張って是非やっていただきたいです。
次回は「ボールを捕まえる方法」について書いてみたいと思います。