女子プロゴルファーを目指している方にも読んでほしいブログ

日本人ゴルファーのスイングに関する個人的意見を綴らせていただきます。

第7回 究極のインパクトを迎える為のダウンスイング その1

究極のインパクトを迎える為のダウンスイング

 第5回でも書きましたが、理想のインパクトの形は、

左脚にしっかりと体重が乗り、右足はかかとがわずかに浮く程度です。

頭の位置はビハインドザボールになります。

肩の向きはほんのわずかオープンになり、

腰の向きは肩よりもオープンです。

胸はボールを向き、

右ひじは伸び切る寸前です。

両手の位置はなるべく低い位置まで下げます。

 インパクトでこのような理想の形になる為には、ダウンスイングで体とクラブはどのように動くべきなのかについて、書いていきます。

アドレス

インパク

ダウンスイングは左足への踏み込みから始まります。

 まず、ダウンスイングの始まりは誰もが言っているように、左足への踏み込み(左足への体重移動)からです。そして、ほぼ同時に腰も左へ回転します。ここまでは誰もがやっている自然な動きです。

 

 重要なのは、この後の肩(上半身)の動きです。肩(上半身)は、

腕が最下点に達する瞬間と、

肩が飛球線と平行になる瞬間が同時になるタイミングで動き出さなければなりません。

 間違ったボディーターンのように腕を置いてきぼりにして、腰と肩の回転を先行させ過ぎてしまうと、究極のインパクトは出来ません。ですから、ダウンスイングにおいては、肩の回転と腕の位置の関係が非常に大切になってきます。

 トップから左腕が地面と平行な位置に下りてきたところでも、胸はまだ飛球線後方を向いていなければなりません。インパクトで肩の向きがわずかにオープンの姿勢を作る為です。

腕が地面と平行の位置

 感覚的には左足を踏み込み、腰が回転を始めた後は、手を下ろしてくることだけを考えるだけで良いと思います。手を下ろしてくる方向はハーフウェイダウンの位置(シャフトが地面と平行の位置)です。力強くハーフウェイダウンの位置に向かって下ろします。肩の回転を意識する必要はありません。腕が動けば同時に肩も回ります。しかも腕の動きに任せてしまえば、腕と肩の動きのタイミングは自然と合います。

 しかし、決して「ドロップ」という動きをしてはいけません。「ドロップ」とはトップで腕の力を抜いて腕を真下に自然落下させる。というものですが、腕は力強く使わなければなりません。そして、肩の回転と一緒に斜めに下ろしてくるのです。

 

「究極のインパクトを迎える為のダウンスイング その2」に続きます。