女子プロゴルファーを目指している方にも読んでほしいブログ

日本人ゴルファーのスイングに関する個人的意見を綴らせていただきます。

ゴルフスイング

第34回 スイングプレーンの習得方法

前回の続きになりますが、ショットの成否はトップで決まってしまいます。そこで、練習方法を一つ紹介します。 私の理想とするスイングは上の図のようなトップでのシャフトの角度からシャフトが斜めのままスライドしていき、インパクトでアドレス時のシャフト…

第33回 トップの時点で既にショットの成否は決まっています。

下の2枚の画像を見て下さい。ダウンスイングが始まった瞬間です。 このトップの位置から、下の図の清本美波プロのようなインパクトになるでしょうか? 結果は、下の画像のようにシャフトがかなり立ったインパクトになりました。 やはり上のようなダウンスイ…

第30回 TOTOでの稲見萌寧と畑岡奈紗

ランキング参加中ゴルフ TOTOジャパンクラシック2023では、稲見萌寧選手が見事な復活優勝をしました。 個人的には、稲見選手のスイングにあまり興味はありませんでしたが、4日間のパーオン率が94.4%(72ホール中68ホールでパーオン)という数字を見て、改め…

第28回 清本美波選手 トップ合格おめでとうございます。

清本美波選手 トップ合格おめでとうございます。 本日、最終プロテストの最終日でした。 清本美波選手が17アンダーのぶっちぎりでトップ合格しました。 おめでとうございます。プロでのご活躍を期待しております。 ランキング参加中ゴルフ

第27回 日本人選手のドライバーショット in TOTOジャパンクラシック2023

日本人選手のドライバーショット 本日から「TOTOジャパンクラシック2023」が始まりました。朝からゴルフネットワークの「とことん一番ホール」を見ていたら、放送の最後に39名のドライバーショットが連続で流れました。 その映像を見ていたら、やはり、日本…

第26回 清本美波選手が最終プロテストを1位T発進。

清本美波選手 ゴルフサバイバル6月の陣と第6回DSPEインビテーショナルに出場している清本美波選手を見て、「素晴らしいスイングをするなあ。」と思って注目していました。 その後、プロテスト1次予選をぶっちぎりの19アンダー1位で通過し、2次予選は…

第25回 三菱電機レディスでの山下美夢有プロのインパクト

三菱電機レディスでの山下美夢有プロのインパクト 三菱電機レディス2023を見ていたら、珍しい角度から山下選手のインパクトの瞬間をスロー映像で流していました。体の正面よりわずかに左側からの角度です。 山下美夢有プロのインパクトはとても素晴らしいも…

第22回 バンカーショットの極意 その2

バンカーショットの真理 どんな状況でもこの二つだけは守らなければならないというものがあります。 逆に言うと、この二つの事が実行できるのであれば、構え方も打ち方もどうでも良いかもしれません。 1.ボールの真下1センチに必ず到達する事。 2.ボールの真…

第21回 バンカーショットの極意

ゴルフレッスン なぜゴルフレッスンは形から入るものが多いのでしょうか?普通は目的が合ってその為の方法があるものですが、なぜかゴルフレッスンの場合は「こうしろ。」というものが多くて、目的や理由は分かるような分からないような何かすっきりしない場…

第20回 ブライソン・デシャンボー

ブライソン・デシャンボー デシャンボーは、350ヤードを超える飛距離を武器に、全米オープンで優勝しました。フェアウェイを外して、深いラフに打ち込んでも、他の人より短いクラブを使う事で難しいセッティングを攻略し、2位に6打差をつけて優勝しました。 …

第19回 ドライバーの飛距離について考える

ドライバーの飛距離について考える 稲森佑貴プロはドライバーの平均飛距離263.8ヤードでドライビングディスタンスは108位です。ところがフェアウェイキープ率は7年連続1位で、日本一曲がらない選手です。その稲森プロが先日、「ACNチャンピオンシップ」で…

第18回 ダウンスイングの始動のタイミングと飛ばしのヒント

ダウンスイングの始動のタイミング 日本の女子プロゴルファーの多くは、 インパクトで右ひじが曲がりすぎています。その原因は インパクトで肩が開きすぎているせいです。 なぜ、肩が開きすぎてしまうのか? それは、「腕を使わずに体の回転だけでボールを打…

第17回 アイアンのライ角をアップライにする?

アイアンのライ角をアップライにする? アドレス時のクラブ位置を再現するのであれば、 インパクトのライ角に合わせてアイアンを調整すれば、右ひじを曲げてシャフトが立った状態でインパクトしても良いのではないか?と思う人もいるかと思います。実はその…

第16回 インパクトで右ひじは伸び切る寸前でなければなりません。

インパクトで右ひじは伸び切る寸前でなければなりません。 下の図は、第1回でも見ていただいた図ですが、世界のトッププロはインパクトで右腕は伸び切る寸前です。これは、「タイガー・ウッズ」「アダム・スコット」「ロリー・マキロイ」「松山英樹」でも同…

第15回 ボールを捕まえる方法 その2

インパクトでフェースをスクエアに戻す方法 1.グリップをややストロングにする 2.ボール位置を左足かかとの延長線上にする 3.クラブの選択 4.コックを自然にリリースさせる ストロンググリップ ストロンググリップについては説明の必要はないと思います。 ボ…

第14回 ボールを捕まえる方法

ボールを捕まえる方法 一般的にボールを捕まえると言われている方法は、シャットフェース・掌屈・アームローテーションといったところでしょうか?しかし、これらの方法は、私の考えるスイングとは相容れません。 シャットフェース 「現在の大型ヘッドドライ…

第9回 ゴルフクラブは斜めに振るもの

ゴルフクラブは斜めに振るもの ゴルフクラブはグリップエンドを中心としてライ角通りに振ると、フェースの芯に当たり、ストレートなボールが出るように設計されています。ゴルフクラブのライ角は通常60度前後です。つまり、ゴルファーは、シャフトを斜めに回…

第8回 究極のインパクトを迎える為のダウンスイング その2

究極のインパクトを迎える為のダウンスイング ダウンスイングのイメージはシャフトが図のように斜めにスライドしながらハーフウェイダウン(赤丸)を通過し、最下点に到達するイメージです。 ハーフウェイダウン 手は、最下点に到達する前に正しいハーフウェ…

第7回 究極のインパクトを迎える為のダウンスイング その1

究極のインパクトを迎える為のダウンスイング 第5回でも書きましたが、理想のインパクトの形は、 左脚にしっかりと体重が乗り、右足はかかとがわずかに浮く程度です。 頭の位置はビハインドザボールになります。 肩の向きはほんのわずかオープンになり、 腰…

第6回 究極のインパクトの為のトップの位置

究極のインパクトの為のトップの位置 究極のインパクトとは、アドレスで構えたクラブの位置にインパクトで再度クラブが同じ位置に戻ってくることです。 まずは、究極のインパクトを 飛球線後方から見たシャフトの角度から考えてみます。 (見慣れているとは…

第5回 究極のインパクトとは?

究極のインパクトとは? モデル:ネリー・コルダ モデル:脇元華 上の図は第1回で載せたものですが、ネリー・コルダと脇元華プロをモデルにしたアイアンショットのインパクトの瞬間です。両者を比べてみると、ネリー・コルダに比べて脇元プロは①右ひじが曲が…

第4回 タイガー・ウッズと世界基準のスイング

タイガー・ウッズと世界基準のスイング 私の個人的な意見としてはタイガー・ウッズのスイングで現在の世界基準のスイングはほぼ完成した、と思っています。 レッドベターの教え子の、ニック・ファルドやニック・プライスのスイングを、一生懸命に研究してい…

第3回 デビッド・レッドベターの提唱したボディーターンとは?

デビッド・レッドベターの提唱したボディーターンとは? デビッド・レッドベターの代名詞と言えば「ボディーターン」ですが、レッドベターがニック・ファルドと作り上げたスイングは「ボディーターン」の一言で言い表せるほど単純なものではありません。 レ…

第2回 世界基準のスイングとは?

世界基準のスイング 現在、世界のトッププロたちはいったいどんなスイングをしているのでしょうか?世界ランキングトップ5の選手たち(2023年9月現在) 1位リリア・ヴ 2位イン・ルオニン 3位ネリー・コルダ 4位コ・ジンヨン 5位セリーヌ・ブティエ のスイン…

第1回 日本と世界の女子プロゴルファーのレベル差

日本と世界の女子プロゴルファーのレベル差 7月に行われた「全米女子オープン」や、8月に行われた「全英女子オープン」などの海外メジャーをご覧になられたでしょうか?日本人のトッププロが多数参戦したにもかかわらず結果は残念なものでした。しかし、そん…