第2回 世界基準のスイングとは?
世界基準のスイング
現在、世界のトッププロたちはいったいどんなスイングをしているのでしょうか?世界ランキングトップ5の選手たち(2023年9月現在)
1位リリア・ヴ
2位イン・ルオニン
3位ネリー・コルダ
4位コ・ジンヨン
5位セリーヌ・ブティエ
のスイングを見てみると、彼女たちのスイングには共通項がとても多い事が分かります。
現在彼女たちが実行しているスイングこそが、世界基準のスイングだと言って良いでしょう。そして、彼女たちの実行しているスイングは多くの日本人選手たちのスイングとは違います。。(もちろん例外はいます。世界基準のスイングをやっている選手もいます。)
ゴルフスイングの進化
では、現在の世界基準のスイングは誰が作り上げたのでしょう。もちろん一人が作り上げたわけではありません。ベン・ホーガン、ジャック・ニクラス、レッドベター、タイガー・ウッズとたくさんの人間が先人たちのスイングを改良し洗練させていったものです。
ただし、そのスイングの進化の中で、ニクラスの行っていた、アップライト軌道で逆C型フィニッシュをとる、いわゆるアメリカン打法は少し異質です。しかし、ニクラス最強時代が長く続いた為、アメリカン打法の時代は意外と長く続きます。(※ニクラスは1962年~1986年の長い間メジャーに勝利しています。)
そして、そのアメリカン打法をホーガンのスイングの流れに戻したのがレッドベターです。(もちろんただ戻したわけではなく、ホーガンと違う点もあります。しかし、共通点はかなり多いように思います。)
ですから、私は「ホーガン→レッドベター→タイガー」と続くスイングの進化が、現在の世界基準のスイングの本流だと思っています。(注:ただし、個人的にはレッドベターのAスイングはあまり良いとは思いませんが。)
次回は「デビッド・レッドベターの作り上げたスイング」について書いてみたいと思います。